日本人の生活は豊かになりました。
戦後は栄養失調になる子供がたくさんいましたが、今、栄養失調の子供はほとんどいません。
食生活も豊かになり、今では食べ過ぎや飲み過ぎにより栄養過多となり太り過ぎてしまうことが問題となっています。
これは、人間だけでなく犬にも当てはまります。
たまに、とても太った犬が散歩をしているのを見かけることがあります。
飼い主はどうしてこんなになるまで放っておくのか、不思議です。
さて、今回は、犬をダイエットさせるためのポイントについてお伝えします。
1、ダイエット目標を立てる
やみくもにダイエットをしても効果的では、ありません。
まず、ダイエット効果目標決めます。体重を決めると目標として目指しやすくなります。
ただし、犬の種類によって体重は違うので実際の見た目からおおよその体重を決めるようにします。
おおよその体重を目標値としてダイエットを進めて、体型が理想になったらその体重を理想体重とします。
あとは、この体重を維持するように体重の管理を継続します。
2、食生活を改善する
なんといってもダイエットの基本は、食事です。
今食べている量を減らして1日に食べる摂取カロリーを減らさないといけません。
まずは、今の食生活がどうなっているか記録をして、改善点を見つけ出すようにします。
与える餌はペットフードを基本として、おやつは少なめもしくはあげないようにします。また、人間の餌は一切与えないようにします。
ただし、いきなり餌の量を減らしてしまうと、お腹をすかせてしまうので徐々に減らすようにします。
また、場合によっては餌の種類をローカロリーのものに変えるといいです。無理なく痩せることができます。
3、しっかり運動をさせる
室内犬の場合、運動をさせないと食事をしたカロリーが十分に消費されずに脂肪としてため込んでしまうことがあります。
ですので、できるだけ毎日散歩をさせるようにします。
高齢だと長時間の散歩は難しいでしょうが、歳が若ければどんどん歩かせるようにします。
そのためには、飼い主が出不精だったり運動嫌いではダメです。
飼い犬のために積極的に外出をするようにしてください。
4、体調をチェックする
犬のダイエットでは単に体重を落とせばいいわけではありません。
一番大事なのは健康であることです。ですから、太っている時点での健康状態、そしてダイエットを続けていく最中での健康状態もしっかりチェックします。
できれば、毎日の体重管理をして、定期的に動物病院で健康診断をして健康状態のチェックをするといいでしょう。
犬の健康診断の項目としては
・体重
・体温
・血液検査
・尿検査
・レントゲン
・心電図
・血圧
・etc
健康診断は年に1回はやっておくと安心です。
5、飼い主の意識を変える
愛犬が太ってしまった時、その責任は飼い主にあります。
基本的に犬は意識して自分の体重をコントロールできません。餌やおやつがあればお腹がいっぱいになるまで食べてしまうし、外に散歩に連れていかなければ家でゴロゴロしてしまいがちです。
ですが、飼い主がちゃんと散歩に連れて行き運動をさせたり、餌の量や質を管理していれば犬が太ることは、ほとんどありません(病気で太ることがある)。
ですので、飼い主は犬が太ってしまったことの責任は自分にあると認識し、必ずダイエットを成功させるというつもりで、犬の生活改善に取り組む必要があります。
まとめ
犬をダイエットさせるための5つのポイントは下記。
1、ダイエット目標を立てる
2、食生活を改善する
3、しっかり運動をさせる
4、体調をチェックする
5、飼い主の意識を変える
愛犬をダイエットさせる時、決して焦ってはダメです。時間をかけてゆっくりと体重を落とすようにします。無理をさせるとかえって犬にとってストレスとなりますし、飼い主のほうも大変です。
人間と同じように犬もメタボになってしまうと、いろいろな病気を起こしてしまうリスクが増えます。
犬が太ってしまったら放置せずに必ずダイエットをさせるようにしましょう。