犬をペットにしている人はとても増えました。
犬を散歩させると、必ずといっていいほどに同じように犬を散歩させている人に出会います。
小さな子供がいる家庭は子供が犬好きで飼ったり、歳をとった老夫婦などは、自分達の子供が巣立ったあとに飼うことが多いようです。
さて、通常は犬には犬用の餌(ペットフード)を与えています。その理由は
・犬の体質に合わせた栄養が入っている
・専用の餌を与えた方が人間にとって楽
です。
しかし中には、ペットフード意外に人が食べるような食べ物や飲み物を愛犬に与えている人もいます。
果たしてこれって大丈夫なのでしょうか?
犬に与えてはいけない食べ物&飲み物があります。調べた結果がこちらです。
1、生野菜
犬にとって生野菜は消化しにくい場合があります。もし与えるのであれば加熱処理をして与えます。
また、どんな野菜でも与えてよいというものではありません。
いわゆるネギ類(ネギ、玉ねぎ、ニラ)や臭みを取るニンニクショウガ類は、絶対にダメです。
これらの中に含まれる成分が赤血球を破壊する危険性があり場合によっては死に至ることもあります。
玉ねぎを食べることで起こる玉ねぎ中毒は、犬だけでなく猫や牛などにも起きます。
アボガドも危険とされることもありますが種類によっては大丈夫なようです。ですので、基本的にはNGと考えた方がよいです。
あと、トウモロコシも消化不良や下痢を起こしがちなので与えないようにしてください。
2、生肉
生肉を与えない方がいいのは寄生虫が潜んでいる可能性があるからです。もし寄生虫などの菌がいないことが確実なら与えても大丈夫です。
しかし、普通はそんなことわからないので生肉ではなく加熱してから与えるのがよいです。
加熱をすれば、牛肉、撮り抜く、豚肉、馬肉なんでも与えてもOKです。
3、生魚
生魚も生肉と同じで寄生虫がいる場合もあります。ですので、生ではなく加熱してあげるほうがよいです。
ただ、魚に含まれる塩分は人よりも少ないほうがいいです。理由は、犬は人に比べると汗をかく量が少ないからです。塩分過剰になると犬の心臓や腎臓に悪影響を及ぼす危険が高くなります。
また、青魚(イワシ類、サバ類、サンマなど)は、ヒスタミンが含まれている可能性があるので与えてはいけません。
4、ブドウ類、柑橘類
特に危険とされているのは、ブドウ類です。
ブドウ類を食べると中毒症状を起こしてしまう可能性が高く、場合によっては死ぬこともります。
ブドウを含んだ飲み物なども与えないほうがいいです。
また柑橘類のレモン、グレープフルーツはNGです。酸っぱさが刺激となりお腹を壊すことがあります。
オレンジやみかんなどは甘さが酸っぱさがあまりないので大丈夫ですが、食べ過ぎてしまうと消化不良を起こすことがあるので注意は必要です。
5、ナッツ類、カカオ
ピーナッツ、マカダミアナッツなどのナッツ類は与えてはいけません。またクルミもリンを含んでいるので尿路結石の原因となるのでダメです。
また、チョコレートに含まれるアーモンドやカカオも与えてはダメです。中毒を起こす恐れがあります。
ナッツとかカカオなどは種類がいろいろありますが、基本的にどんなものでも与えないほうがいいです。
6、頭足類、甲殻類
頭足類のイカやタコは、消化が悪いために犬には食べさせない方がよいです。
また甲殻類(エビ、カニ)なども消化が悪いので基本的には与えてはダメです。また、ビタミンB1を破壊する物質(アノイリナーゼ)が含まれています。
ただし、加熱すると、アノイリナーゼが破壊されるので大丈夫です。
でも与えすぎてはダメです。また甲殻類の殻などは硬いので喉に引っかかると大変ですの身だけを与えるようにしてください。
7、ミネラルウォーター
ミネラルウォーターには、マグネシウムやカルシウムなどの鉱物が含まれてます。人にとってはよくても犬にとっては、これらが尿路結石の原因となります。
ですので、水を与えるなら水道水のほうがよいです。塩素が気になる場合は塩素抜きをするようにします(浄水もしくは煮沸)。
また、水の温度ですが常温がいいです。冷たい水だと下痢を起こす可能性がありますし、熱い水だと器官を痛めることがあります。
8、ジュース、炭酸水、お茶、コーヒー、アルコール
ジュース、炭酸水は、糖分が多いので与えてはいけません。
また、お茶やコーヒー、紅茶にはカフェインが含まれています。これは犬にとっては危険です。
そして、アルコールは下痢や意識障害などを起こす可能性があります。
基本的に犬に与える飲み物は、水だけと考えたほうがいいです。
9、お菓子、ケーキ、アイス
お菓子、ケーキ、アイスはいずれもとても甘いです。
ですので、食べ過ぎると太ってしまって様々な病気を起こす可能性が高くなります。また、虫歯になる危険もあります。
基本的には与えない方がいいです。与えるなら、犬用に成分が調整されたものの方がいいです。
10、キャットフード
少し与えるぐらいなら問題ありませんが、上げすぎるとキャットフードの方がカロリーが高いので太ってしまう可能性があります。また、塩分がドッグフードよりも多いので犬には食べさせない方がいいでしょう。
また、キャットフードの方がドッグフードよりも味が濃くて、美味しく感じられるため、日常的にキャットフードを食べさせるとドッグフードを食べなくなる可能性があります。
基本的にキャットフードは猫に合わせて栄養成分が調整されているので、犬に与えるべきでは、ありません。
犬にはドッグフードを与えるようにしてください。
まとめ
犬に与えてはいけない食べ物&飲み物をまとめるとこちらです。
1、生野菜
2、生肉
3、生魚
4、ブドウ類、柑橘類
5、ナッツ類、カカオ
6、頭足類、甲殻類
7、ミネラルウォーター
8、ジュース、炭酸水、お茶、コーヒー、アルコール
9、お菓子、ケーキ、アイス
10、キャットフード
基本的には犬には犬用の餌であるペットフードがよいです。
ただし、どんなペットフードでもいいというわけではありません。
昨今、犬がたくさん飼われるようになったためもあり、ペット病院はいつも混んでいます。人間と同じような心臓系や血管系の病気になる犬は増えていますし、アレルギーを起こす犬も増加しています。
個人的には以下のことが原因と考えています。
(1)人間の食べ物をむやみに与えていること
(2)質の悪いペットフードを与えていること
(3)食べさせる量が多いこと
(4)運動不足であること
ですので、愛犬に与える食べ物については人間の食べるものは少なめにして、ペットフードは添加物などが含まれていないナチュラルな素材のものを選ぶのが一番よいと思います。
また、与える量は与え過ぎず適量にして、定期的に運動をさせる習慣を身につけるといいでしょう。
犬の健康長寿を願うなら、飼い主は犬に与える食べ物や飲み物に対して気を付けるようにしないといけませんん。
それは飼い主になった責任でもあります。