「あなたは、愛犬に自分の食事をあげたことがありますか?」
可愛いとついあげたくなってしまうのでしょうね。
でも、これって本当によいのでしょうか?
犬と人間の必要な栄養素は違う
人と犬、どちらも雑食でたいていのものは、食べれます。
でも、犬は元々はオオカミの祖先と言われていて、肉食系ですので人よりも多くのタンパク質が必要です。
また、犬に必要なビタミンやミネラルも人とは異なります。
この違いは人間と犬との身体の違いから来てます。
人間の食べ物をあげない方がよい
犬に自分の食べているものをあげている人をたまに見かけます。
もちろん、あげてもなんの問題がないこともありますが、たぶん、それを知っていてあげている人はあまりいないでしょう。
ですから、むやみに人間の食べ物を食べさせると、かえって犬の寿命を短くさせていたり、病気の原因になってしまうこともあります。
個人的には、人間の食べているものをあげることはまず、ありません。
犬用のドッグフードやおやつをあげるだけです。
ドックフード選び方
あまり難しく考えなくてもいいです。
注意するポイントは2つだけです。
1、年齢に合わせたドッグフードを選ぶ
2、犬が好んで食べるドッグフードを選ぶ
この2点だけです。
たとえば、歳をとった犬に与えるドッグフードの場合。
歳をとると、どうしても消化吸収力が落ちてきます。
ですので、子犬の時のようにタンパク質や脂肪が多いドッグフードよりも、炭水化物が多めのものがよいです。
実際にドッグフードを選ぶ時には、年齢が記載されているのでそれに合わせて選べばいいだけです。
また、犬の好みも大事です。
犬の好みもいろいろで、ドッグフードによっては犬があまり食べたがりません。
贅沢と言えば贅沢なのかもしれませんが、味の好みは仕方がないことです。
もちろん、お腹がすけばどのようなドッグフードでも食べますが、犬のことを考えれば、なるべく好みのドッグフードを与えた方がよいでしょう。
ドッグフードを食べない時
犬によっては、ドッグフードを食べないこともあります。
そんな時には、まず様子を見ます。
お腹が減ってない可能性があるからです。ですが、1日以上食べないなら、食欲不振になっている恐れがあるので、動物病院に連れていき診てもらう方がいいです。
また、ドッグフードを食べるが好んでいないようなら、変えてみるのも1つの方法です。
特に老齢犬用のドッグフードは、幼犬や成犬用に比べると味がおいしくありません。
なので、なかなか食べてくれないこともあるんです。
犬の体重が増えない時
犬の体重は、健康状態を見るバロメーターです。
特に体重の増減が激しい時には、注意が必要です。
犬は幼犬から成犬になるに連れてだんだんと体重が増えてきて安定します。
そして、老犬になってくると今度は次第に体重が減っています。
これは、消化吸収力が減ってきたり、筋肉がなくなってくるためです。
ですので、犬の体重が減ってしまったら、なるべくしっかり運動をさせて、食べる量を少し増やしたり、餌を変えたりするといいです。
どうしても体重が増えない場合は、一度、動物病院で検査してもらうといいでしょう。何か悪い病気が隠れているかもしれませんからね。
まとめ
基本的には、犬には人間の食べ物を与えないのがよいです。
ただ、与えてはダメなものを把握していて大丈夫なものだけ与えるのなら、いいと思います(飼い主は犬に与えてダメなものといいものを学ぶことが必要です)。
うちの犬は、基本ドッグフードだけです。
たまに吐いてしまうこともあるのですが、その時はたいていおやつなどを与えすぎている場合です。
そういう時には、餌の量を少なめにして、胃腸の負担を軽くしてあげるといいです。
また、何度も吐いてしまうならすぐに動物病院に行くのがおすすめです。