日本は高齢化社会となってますが、実は犬の社会も同じです。
そのために、動物病院には高齢の犬がいっぱい。そして、高齢になると増えてくるのが病気、そして手術です。
犬が高齢になっても果たして手術はすべきなのでしょうか?
犬も歳をとると病気になりやすい
人は歳をとるといろいろな病気になりやすくなります。
その証拠に、病院に行くと患者の多くは年配者ばかりです。
それは、犬も同じ事です。
歳をとるとどうしても弱い部分が出てきてしまい、病気になります。
犬が歳をとったらどのようになるか?
犬が歳をとると以下のような変化が起きます
・筋力が落ちる
歳をとると筋力が落ちてます。なので、歩くのを嫌がったり登れていた階段に登れなくなったりします。
・視力が低下する
歳をとると視力が低下します。見えているうちはいいですが、見えなくなると散歩に行くことを嫌がったりします。ただ、筋力が衰えてしまうので散歩できるようならさせた方がいいです。
・耳が聞こえにくくなる
歳をとると耳が聞こえにくくなります。ただ、犬は元々聴力がいいので多少聞こえずらくなったとしても、人間ほど聞こえなくなることはないです。
・毛が薄くなったり白くなる
犬の場合、人間ほどわかりにくいですが、歳をとると犬も毛が薄くなったり白くなります。ただ、人の頭がはげるようにまでは、ならないです。
・認知能力が落ちる
歳をとると認知能力が落ちます。飼い主が言ったことがわからなくなったりします。ただ、耳が聞こえなくなってしまいそれが認知能力の低下に見えることもあります。
・内蔵機能が低下する
心臓、肺、腎臓、などの臓器の働きが低下します。特に心臓や腎臓を悪化させる犬が多いです。また、最近はガンになってしまう犬もいます。
犬が高齢の時の手術について
犬が高齢だと手術をするかどうかは、悩みどころです。
場合によっては、麻酔をしただけでショック死してしまう犬もいます。
実際に手術をするかしないかは、犬の年齢、健康状態、手術の危険度などを鑑みて動物病院の先生の意見を聞きながら、飼い主が判断することになります。
うちの犬は、石が身体にたまってしまったのですが、手術はしていません。理由は、高齢で心臓に持病があるためです。
手術をする場合の麻酔や手術で、亡くなるリスクがかなり高いと先生から言われました。
一般的に、簡単で安全な手術でない限り、犬が高齢の場合は手術をしない方がよいと思います。
手術をしたからといってかえって寿命を短くしてしまう可能性が高いためです。
まとめ
高齢犬の手術をするかしないかを決めるのは簡単にできないかもしれません。特に死ぬか生きるかという時は。
ですが、犬にとってそして飼い主にとって何が一番幸せなのかを考えて、決断をするしかありません。
そして、もし手術をして不幸にも亡くなったしまったとしても、それについて罪悪感を感じないようにしましょう。
最善を尽くして、亡くなってしまったのならばそれは寿命なのです。