殺処分とは?
犬の殺処分とは、犬を殺すことです。
ペットブームが到来して、犬、猫、その他いろいろな動物を飼う人が増えました。しかし、それに伴い、飼い主が飼えない、捨てるなどにより処分されてしまう動物がどうしてもでてきてしまっています。
殺処分される犬や猫の数ですが、統計によると、犬や猫が殺処分される数は、平成26年で、犬が2万頭、猫が8万頭ほどです。
かなり多いのですが、平成19年は犬が10万頭、猫が20万頭なのでこれでも少なくなっているほうなんです。
なぜ殺処分しないといけないのか?
理由は明確です。
犬や猫を育てる人がいないためです。
犬や猫は、野生ではないので誰かが育てないといけません。そうなると、お金も人も必要になります。
本来ならば、生まれた犬や猫を誰かが育てているなら殺処分は不要になりますが、現実にはそうではありません。
何らかの理由により、育てられなくなりペットを育てることを放棄してしまう人がかなりいます。
殺処分の方法
殺処分は、自治体の殺処分施設で行われていてその方法は炭酸ガスによる窒息死により行われています。
強制的にペットを死なせるわけですから、とてもつらいこと、悲しいことです。
このようなことは、ゼロにするのが理想ですが、現実的にはすぐに対応ができないのが現状です。
また、殺処分施設の運営は税金を使ってやっています。つまり、意識してなくても誰もがこの殺処分に一役かっているってことです。
だからこそ、人はペットを飼うときに
「ペットについての責任を最後まで取る」
このことを必ず意識しないといけません。そうしないといつまでたってもこのような悲劇が続いてしまいます。
個人的に思うこと
私自身は、ペットを単にかわいいから飼うという人には、無責任さを感じてしまいます。これって、子供を産んで虐待をしたり捨てたりするのと同じ臭いがするのです。
ペットを飼うときに一番大事だと思うのは、ペットへの愛情と責任です。
単にかわいいだけでなく、最後まで面倒を見るという責任感と覚悟を同時に持つ必要があります。
だからこそ、もし、面倒を見る自信がないのなら、レンタルペットでペットを借りたり、友人や知人のペットの世話を見るなどして、自分が責任を負わない範囲で、ペットと関わるほうがよいかと思います。
まとめ
犬や猫の殺処分だけでなく、世の中で飼われているすべての動物は本来は人に飼われているよりも自然の中で生きる方が自然です。
愛玩動物として作られた犬やペットの場合は、自分達だけで生きていけないので人が世話をする必要があります。なので、人はちゃんと責任をとるのが義務です。
この義務を果たさないために、殺処分を行わざるを得ないのが現状です。
これは、本当に悲しいことですし、これをなんとかするためには一人一人がしっかりと意識をすることが大事です。